盛大に「同朋のつどい」を開催

去る6月11日(日)に「同朋のつどい」が盛大に開催されました。好天に恵まれ組内寺院はもちろんのこと、組外からも大勢の方が参集され、参加者は400人を超えました。毎年組の同朋大会は組内のお寺を会場に開催されていましたが、今年は木之本スティクホールで午前・午後の集いとなりました。大会の企画については、「プロジェクト24」を中心とした若い世代の皆さんがスタッフとなりいろいろアイディアを出し合い、地域に開かれた楽しい大会になるよう準備され、当日は80名に及ぶスタッフによって支えられました。

午前10時から山岡和弘氏(プロジェクト24)の司会の下で開会行事が進行されました。第1部では、先ず各寺から参加された40名の土曜・日曜学校の子どもたちがステージに登場し、真宗宗歌斉唱の後「正信偈」のお勤めが始まりました。導師やキン役などは子どもたちが担当しました。お勤めには、本山からゆるキャラの「鸞恩くん」「赤本くん」なども参加しました。

 お勤めの後、美濃部俊裕組長のあいさつがあり、「この大会が昨年本山主催の『元気なお寺づくり講座』を受講して学んだことがヒントになっている」ことをご紹介され、「お寺や組の活動の活性化に結びつき、親鸞聖人の教えにふれていただくきっかけになることを願っている。」と述べられました。
 10時30分からの講演は、川村妙慶氏(真宗大谷派僧侶・アナウンサー)が「つながりあって生きる幸せ」を演題にお話しされました。まず最初に、「みなさん、一つお願いがあります。それは、『答えを持って聞かない』で欲しいのです。」と呼びかけられ、共に手を携えて生きる世界を分かりやすくご教示くださいました。嬉しい時も南無阿弥陀仏、辛い時も南無阿弥陀仏。これからもお念仏相続を忘れずに生きていきましょうとの力強いお話しに、参加者はメモをとりながらうなずいておられました。講演終了後、安居重晴組門徒会長より謝辞が述べられました。子どもたちは講演中伝承館に移動して、アニメのビデオを鑑賞しました。

 11時40分頃から食事タイムとなり、公民館ホールなどで、「Coco壱のカレー」や「つるやのパン」をいただきました。
 12時30分からは第2部が開幕となり、この日のために結成された組混声合唱団「山河サンガ」の演奏が始まりました。総勢55名が谷寿子氏の下で、「なんまんだぶつの子守歌」「回向」「朝」「いのち まいにち あたらしい」の仏教讃歌を歌いました。つづいて地域で活発に活動されている「ラララ」の皆さんの演奏があり、最後に全員で「琵琶湖周航の歌」を歌い、その後神田廣章氏(プロジェクト24部長)からのあいさつがありました。

 第3部は、活動コーナーとして、ホールのロビーでは缶バッチや念珠作り、さらに伝承館では、昔の遊びとして、コマ回し、メンコ、けん玉、ダルマ落とし、あやとり、お手玉などをして楽しみました。2時30分頃からホールで閉会セレモニーがあり、お目当ての抽選会が行われ、ゆるキャラも参加し大変盛り上がりました。
 半年以上前から実行委員会が立ち上げられ、40才代を中心とした「プロジェクト24」のメンバーが核となって綿密な計画が立てられました。そして、熱心なスタッフのご尽力によって大きなトラブルもなく無事に終えることができたことは、ただただ感謝の一言であります。今回のテーマである「つながりあって生きる幸せ」をスタッフ全員が感じながら取り組んで下されたことが何よりも意義のあることであったと思っています。
 後片付け等すべての作業が終わり、最後に安居門徒会長より80名のスタッフの皆さん、更に事前の準備からご協力いただいたホールの関係者の方などに謝辞が述べられました。今年度組の最大行事が、今後の組や寺の在るべき姿を示し、楽しかった思い出と共に閉会となりました。有意義な大会でした。







2017年06月11日