「聞法の集い」に34名が参加

 4月23日(土)午後7時より、木之本スティックホールで24組「聞法のつどい」が開催され、組内から住職9名、門徒25名が参加しました。
 講師は、中山善雄氏(真宗大谷派教学研究所員)で、講題は、来春に勤まる親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要テーマ「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」でした。
 西野氏(組教導補佐)の司会の下、先ず真宗宗歌斉唱し、その後松尾寺族部会長のあいさつがあり、趣旨説明が西野氏から話されました。
 講義では、まず最初に「視点」として、「人間の視点で【人と生まれたことの意味】をたずねていくならば、人間による価値判断をせざるを得ないわけです。そこには、人間の視点に基づいて【人と生まれたことの意味】をたずねる危うさが暗示されています。つまり、人間の視点で【人と生まれたことの意味】と言うと、【こんな生には意味がある】といった肯定だけではなく、【こんな生には意味がない】といった否定を生み出してしまうということです。そうした見方を人間がもっているからこそ、このテーマの冒頭に【南無阿弥陀仏】が示され【南無阿弥陀仏】というところから【人と生まれたことの意味をたずねていこう】と呼びかけの言葉があるのだと、私はうけとめています。」と、難波教行氏の言葉を引用しテーマの説明をされました。
 その後、①世間の善悪の価値観を自己との関係、➁「観無量寿経」の課題、➂親孝行について、④わが身の生まれ、本願の生起、宗祖の誕生について、レジュメを用意されてお話しされました。
 参詣者はメモを取りながら熱心に聴聞されておられました。最後に恩徳讃を斉唱して午後9時過ぎに閉会となりました。 

  (取材・広報部)

2022年04月25日