「子ども御遠忌」に400人を超える親子が参加!

 去る5月3日(金)午前10時から、長浜別院大通寺に於いて「子ども御遠忌」(長浜教区主催)が開催されました。当日は五月晴れの中、総勢400人を超える参加者で、大変な賑わいでした。24組内寺院からも日曜学校生らを中心に多くの方がいろいろなイベントやブースを楽しみました。

 この「子ども御遠忌」は、「しんらんさまのおくりもの」をテーマに、親鸞聖人の時代から750年にわたって、親から子へと受け継がれてきた「念仏して掌を合わす」ことの大切さを、皆で確かめていくことを願いとして開催されました。

 10時から本堂で開会式があり、各日曜学校の代表者が導師などして正信偈のおお勤めをしました。法話では、スライドによって絵本「しげちゃん」が上映され、「誕生(いのちのはじまり)」について学びました。その後各ブースなどを回り、「出家」「修行」「下山」「回心」「流罪」「いなかの人々」「帰京」の項目に従っていろいろな体験をしました。内容は、テントブースでは、けん玉・ルービックキューブ・スーパーボールすくい・折り紙・まきハンコ・みな花・バルーンアート、その他、足を止めるな・ゆったりボックス・パズルde修行・イライラフリースビー・しゃべり場・工作体験(大谷大学キッズキャンパスお出かけ隊)です。最後は、本堂に集まってスライドで「入滅(わかれ)・おじいちゃんのごくらくごくらく」について学びました。このようにして親鸞聖人のご生涯をたどり、現代に生きる私たちは何を願い、何に気づいたらいいのかを考えました。

 10時50分から、白洲のステージで伊吹高校書道部による書道パフォーマンスがあり、大きな紙面に「親鸞」の漢字が見事に浮かび上がりました。晴らしい作品にみんなが感動しました。
 正午から昼食の時間となり、おにぎりと御講汁などをいただきました。大広間や台所に分かれて組ごとに食しました。スタッフの方が前日から大根やお揚げを入れて仕込んでいただいたものです。余りの美味しさや懐かしさに、何杯もおかわりをする人もいました。観光客の人にも振る舞われ、とても喜んでおられました。

 12時50分からは、近江高校吹奏楽部の演奏がありました。ブラスバンドの演奏は境内に響き渡り、実力のある素晴らしい演奏に聞きほれていました。
 14時30分からは、白洲ステージで、ヒキヤマンのヒーローショーがあり、子どもたちが大喜びでした。また、けん玉トリッカーズのパフォーマンスがあったり、多彩な催しものにみんな大満足しました。
 
 大谷大学お出かけ隊は、京都を早朝出発し、教育心理学科の田中先生と学生が15人来てくれて、子どもたちと仲良く遊んでくれました。

 最後に皆で記念写真を撮り本堂で閉会式が執り行われました。80名からなるスタッフの皆さんが、担当別など25回にわたる会合や準備を重ねてくださり、立派な子ども御遠忌になりましたこと、感謝の心で一杯です。特に若い世代の方が中心となり、将来を見据えた有意義な御遠忌になりましたこと、嬉しい限りです。こうしたつながりを大切にして、これからもいろいろな同朋の輪が広がっていくことを願っています。関係者の皆さんご苦労様でした。

2019年05月06日