教区「育成員研修会」Eブロック 報告

 去る4月3日(日)午後1時30分より来入寺(木之本町千田)において、教区主催の「育成員研修会」が開催されました。
 Eブロックは、第23組、第24組、敦賀組の住職・坊守等寺族が対象で、22名が参加しました。
 長浜教区教化委員会からは、教学教化副幹事の新田専信氏等3名と永井教区駐在教導等2名が同席されました。
 この研修会は、育成員(住職等)としての仏法を依り処として生きていく意義をいただき直し、主体的な眼を養うことを願いとしています。
 具体的には、「お寺や世の中を取り巻く現況の確認や今後の展望」について組間交流と課題共有を図るとともに、「僧侶の姿勢と生き方」を学び「自身の課題として考えていく姿勢」を養うことを目的にしています。
 藤森千春教区教化本部専任委員の司会の下、開会行事が進められ、その後新田教区教学教化部門副幹事から発題がありました。それを受けて、3班に分かれワークショップが開始されました。問題提起に共感したこと、また、疑問や不安に思ったこと、そして、新たな展望などの意見などを付箋に書き模造紙に張りながら意見交換や交流を深めました。
 3つの班は世代別に分けられ、班別の発表も世代の違いを感じさせられる内容となっていました。
 全体討議では、世代間で質疑応答が繰り返され、とても新鮮な感じを覚えました。お寺を取り巻く危機的な状況を感じている私たちが、少なくとも課題を共有して交流が深められたことは大きな成果を生んだ有意義な研修会であったと思います。
 今後何回か開催される予定ですが、こうした研修の輪が広がっていくことを願っています。今回は敦賀組がコロナ感染拡大の影響を受け不参でしたが、次回はご一緒できることを期待いたします。

(取材・広報委員)

2022年04月11日