皆さんこんにちは。24組の組教導しています秦信映と申します。
これからミニ法話を担当させていただきます。
いろいろな方から教えて頂いた、現代を風刺した川柳をご紹介しながら、大切な学びをさせて頂きたいと思っています。
ミニ法話-川柳シリーズ第1回-
「お隣と 行き来あるのは 落ち葉だけ」
これは隣近所との付き合いが希薄になってしまった現代を象徴しています。昔は、人間が行き来していたのです。隣にどういう家族が住んでおられるとか、その家のどこに何が置いてあるかがわかりました。
私が子どもの頃は「もらい風呂」といってお隣のお風呂に入れてもらいました。地域全体が家族のように、困ったことがあれば助け合い、嬉しいことは喜び合ったのです。少なくともつながりあった暮らしがありました。
しかし、今は誰が住んでいるのかわからないし、住んでいても、むしろそういう関係が煩わしいと思っている人が多くなりました。そういうことを皮肉った川柳です。
「人間は一人では生きられない」ということに気づくことが大事ではないでしょうか。