ミニ法話㉔

ミニ法話-川柳シリーズ第24回-

「解除後は ゆるみが心配 身(み)と心(こころ)」


 


 令和2年4月16日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、全国を対象に緊急事態宣言が発令されました。

 長い間「三密 (密閉・密集・密接)」を避ける生活を厳守するよう求められてきましたが、5月14日に一部を除き緊急事態宣言が解除されました。

 窮屈な生活からの解放に気が緩み、心配されるのが感染「第2派」の襲来といわれています。これからが正念場です。


 「正念場」は仏教のことばで、人の真価や真の実力などが試される非常に重要な局面を指す表現です。

 自分が可愛いと思う心は無くなりませんが、今私がせずにおれないことは何かを考えてみるのも大事なことではないでしょうか。まさしく正念場です。

 ところで、自粛期間中運動不足で太った方が増加したそうです。

 そうした体のゆるみを「コロナ太り」と言います。

 私はもともと「布教太り」と言われていますが、お互いに健康に留意いたしましょう。
 

2020年05月31日